「アフォーダンスの心理学」輪読会#00


 今期は,以下の文献の輪読会を行ないます。

「アフォーダンスの心理学」(エドワード・S・リード,1996;細田直哉 訳,佐々木正人 監修,2000)新曜社

 

 

日時・場所

 2024年8月 (調整中)

 ハイブリッド開催 (対面の場合は大阪大学吹田キャンパス)

 

日程・活動予定

2024/08/xx 第01回 調整中 

2024/08/xx 第02回 調整中 

 

 ※目次はこちら

はじめに 〈サイコロジカルなこと〉への地平:心理学の終わらない危機/〈サイコロジカルなこと〉の位置を見定める/生態学的な見方/本書の目的

第1章 調整 vs 構成:機械と有機体/〈構成〉という隠喩/〈調整〉という隠喩/むすび

第2章 進化心理学:心理学者、チャールズ・ダーウィン/ミミズ アフォーダンスによる行動調整の実例/心理学への教訓/調整された行為には意識がある/アフォーダンスは有機体とは独立に存在する/むすび

第3章 アフォーダンス:心理学のための新しい生態学/環境要因としての行動/行動単位から行動作用へ/
アフォーダンス:行動調整の根底にある持続/アフォーダンスの抽象的分析と具体的分析/相似:アフォーダンスの存在の証拠/クモとネコ:行動の相近のケーススタディ/むすび

第4章 情報の重要性:進化上の結果と行動作用/コントラストのパターンが情報になる/情報と切り結び/意識と情報/表面と物質/表面と物質を特定する情報/情報のピックアップ:サイコロジカルな過程の新しい概念/情報ピックアップの進化/むすび

第5章 機能系と行動のメカニズム:神経的調整の進化生態学/神経生理学のベースにある不適当な心理学/行動の基礎にあるメカニズムを進化的に見る/機能特定的な神経のメカニズム/選択主義と神経系/行為制御の特定性/2種類の行為:探索的/遂行的/むすび

第6章 多用な行為システム群:機能系の進化的分化/基礎定位/行為システム群の進化/いくつかの重要な行為システム群/行為を調整過程として研究する/むすび

第7章 価値と意味を求める努力:自然史としての心理学/〈行動〉の新しい考え方/〈意識〉の新しい定義/〈心理学〉の新しい定義/意味と価値はエコロジカルな事実である/価値を求める努力/感情を求める努力/意味を求める努力/はじめての意味/意味と価値を求めるヒトの集団的努力/むすび

第8章 ヒトの環境:価値と意味か? 原因と結果か? /ヒトの環境/現生人類の環境/ヒトが構築した環境/ヒトの環境の基本アフォーダンス群/日常の課題の進化/むすび

第9章 人間になる:ヒトの乳児を包囲する群棲環境/相互行為フレーム内で発達する行為システム群/フレームの分化/三項的な相互行為/むすび

第10章 心の日常生活:アフォーダンスの集団的獲得としての〈認識〉/日常生活の構造/〈技能〉から〈ルーティン〉へ/「促進行為場」と「認識のブートストラッピング」/むすび

第11章 言語環境に入る:言語発達の2つの段階/生態学的視点から見た言語/指し言語:基礎的なコミュニケーション・フレーム/
「指し」から「語り」へ/「語り」への移行/生成言語/むすび

第12章 思考の流れ:生態学的視点から見た〈認識〉/思考と情報/予期的意識/予期的意識から思考へ/知覚学習と探索の流れ/〈充たされざる意味〉をつうじた知の道具の獲得/内化? それとも、「自由行為場」での認識?/文化と表象体系/むすび

おわりに 生態心理学の地平へ:意味に充ちた科学的心理学/人間の自然/選択主義/生態心理学の自然/むすび

解説 エドワード・リードの仕事 佐々木正人
追悼 エドワード・リード ウィリアム・メース

 

 

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